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政投銀、大森機械工業の蘭社M&Aで共同投資

M&A日本政策投資銀行は19日、大森機械工業(埼玉県越谷市)が行うオランダ企業のM&Aに関連し、買収SPCの発行する優先株式を引き受ける形で大森機械との共同投資を実施した、と発表した。

大森機械は1948年創業の包装機械メーカーで、難易度の高い包装システム機器を多く開発するなど、独自に蓄積した技術力・ノウハウを保有しているとして、政投銀では同社を「バリューチェーンコア企業」に選定している。

同社は欧州の包装機械加工・販売会社「SELOグループ」(オランダ・オルデンザール市)を買収し、現地包装機械市場で事業を強化する計画で、政投銀は「大森機械の海外展開を通じた競争力強化の取り組みが日本の産業競争力強化につながる」として、「競争力強化ファンド」を活用し、リスクマネーの供給を行うことにした。