アパレル岩谷産業は8日、インド・デリー近郊のグルガオンに現地法人インド岩谷を設立し、7日から営業を開始したと発表した。同社は2008年4月にデリー駐在員事務所を設立し、市場調査を行ってきたが、インド市場で事業開拓を進めるため、現地法人を設立した。
これまでの東南アジア域内ビジネスに加え、巨大な潜在需要のあるインド市場での営業基盤を確立した上で、事業の構築を目指す。具体的には、中国、タイなどで培ってきた経験・ノウハウを活かし、自動車・家電産業での化学品、金属、樹脂関連事業を展開していく。
現在、半導体材料として使われている鉱産物の取り扱いを行っているが、幅広く鉱物資源の開拓にも注力。今後、産業ガス分野での展開も検討する。