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ZF TRW、独で半自動運転の高速走行支援デモ公開

サービス・商品ZF TRWオートモーティブ・ホールディングスは7日、ドイツ・ベルリンで今月1日、半自動運転による高速走行支援システムのデモを公開したと発表した。

デモ走行でドライバーは時速40キロ以上で走行しながら、自動ステアリング、自動ブレーキ、自動加速を実現する高速走行支援機能をテストした。

デモ車両には、ZF TRWのAC1000レーダーとS-Cam3ビデオカメラセンサー、ベルトドライブ式電動パワーステアリング、アダプティブクルーズコントロール(ACC)機能と車線逸脱警告(LCA)機能を統合した横滑り防止装置EBC460を搭載。

ACC機能により、前方に速度が遅い車両が近付いたり、別の車両が車線に割り込んだりしない限り、車両はドライバーが設定した速度で巡航運転する。

速度が遅い車両の後方では、ドライバーが指定した車間距離(一定の時間間隔)を維持するように自動的に加速、減速が行われ、同時に前方監視カメラと電動ステアリングシステムによって車両は車線の中央走行を維持。ドライバーは、いつでもこれらのシステムをオーバーライドして手動運転に戻すことができる。

今後は、車両の自動追い越し(車線変更制御)を可能にする360度センサーシステムを紹介する予定で、「向こう十年間は自車操作だけでなく、路上での包括的な安全性を向上させることができる非常に大きな好機になるだろう」としている。