国際スイスポストは7日(現地時間)、スイスワールドカーゴ(スイス国際航空の貨物部門)、ドローンメーカーのマターネットと共同で立ち上げたドローンプロジェクトで、物流へのドローンの商業利用を検討する取り組みの一環として月内にも実証実験を行うと発表した。
3社は物流へのドローンの利用に伴う投資効果を検討しているが、「5年以内のドローンの普及は期待していない。主に例外的で特殊な商品の輸送に使用できるかどうかが焦点」と考え、主に緊急時の使用を想定している。
今回の試験では、例えば、災害時に被災地の外から被災地へ物資を供給したり、医療の分野で最も優先度の高い貨物を緊急輸送したりといったケースを想定。マターネットのドローン「マターネット・ワン」を特別に小さな荷物を運ぶことを想定して設計している。