国際
3万444平方メートルの敷地に延床面積7450平方メートルの高床式建屋を設け、入出庫口には合わせて12基のドックレベラー、15メートルの庇(ひさし)を配し、悪天候でも安全に多様な車両の荷役作業が可能となっている。
施設内にはLEDを導入し、天井から外光を取り入れるスカイライト、壁換気口の一部にFRP材などを採用し、壁面からも外光を取り入れることで、日中の照明を省電力化した。
建設予定地のロジャーナ・プラチンブリ工業団地は、バンコクから東へ140キロ、レムチャバン港から東北に130キロに位置し、近隣工業団地には数多くの日系自動車・半導体部品メーカーが進出している。ベトナム・カンボジア・ミャンマーをつなぐ南部経済回廊上に立地し、15年度末のASEAN経済統合時のハブとして発展が見込まれている。
同社は96年にタイ・アユタヤに現地法人を設立し、梱包事業をスタートさせて以来、タイ国内でチョンブリ、レムチャバンなど7地区にロジスティクス・サポート拠点を整備。リース部門や南アジア地区営業開発部門の設置など、物流関連を中心に事業を拡大している。