国際
ウェスト・バレー再処理工場は米国で唯一の使用済み核燃料の商用再処理施設で、1972年に運転を停止し、80年から同プロジェクトが開始された。
今回の取り組みは、工場内でガラス固化状態でキャニスタ275基に収納・貯蔵されている、2300立方メートルの高レベル放射性廃棄物を屋外の乾式中間貯蔵施設へ輸送し、貯蔵するもので、11月10日にNAC社が初のキャニスタ5基をステンレスオーバーパックに移し、同貯蔵施設への輸送、据付を成功させた。
屋外の乾式中間貯蔵施設は、NAC社が供給する55基の縦置き型貯蔵キャスクから構成されることになっており、現在16基の据付けが進んでいる。18年までにキャニスタ275基すべてが輸送・貯蔵されることとなる。