サービス・商品ニトリホールディングスと物流子会社のホームロジスティクスは、通信販売チャネル専用の物流拠点「通販発送センター」(川崎市川崎区)に国内初の”ロボット倉庫”を導入する。
ノルウェーのヤコブ・ハッテランド・コンピューターが開発したオートストアは、専用コンテナを高密度に収納し、ロボットがコンテナの出し入れを行う自動倉庫型ピッキングシステムで、格子状に組まれた支柱・梁(グリッド)、専用コンテナ(ビン)、ロボット(電動台車)、ピッキングステーション(ポート)のモジュールで構成する。
このロボット倉庫は、グリッド内に隙間なくコンテナを積み上げて収納する構造となっているため、高密度保管が可能で、同数のコンテナを保管する場合の必要なスペースは、スタッカークレーン式自動倉庫の2分の1、平置き棚の3分の1で対応できる。
また、ニトリの通販発送センターが併せて導入するボックスオンデマンドは、イタリアのパノテック社が製造する、商品を計測してジャストサイズの箱を1個から製造するシステムで、日本ではタナックス(京都市下京区)がアジア地区総販売代理店となっている。