メディカルエーザイは9日、製薬用機械事業を担う連結子会社4社の全株式をボッシュ・グループに譲渡すると発表した。
具体的には、国内の製薬用機械事業子会社エーザイマシナリーの全株式をボッシュパッケージングテクノロジーに、米国製薬用機械の販売子会社エーザイ・マシナリー・ユーエスエー・インク（ニュージャージー州）の全株式をロバート・ボッシュ・ノースアメリカ・コーポレーション（ミシガン州）に、欧州のエーザイ・マシナリー・ゲーエムベーハー（ケルン）の全持分をロバート・ボッシュ・ゲーエムベーハー（シュツットガルト）に、それぞれ3月30日付で譲渡する。
製薬用機械の市場環境が厳しくなっているため、製造で最先端の技術とノウハウを持つ企業との戦略的アライアンスが不可欠として、ボッシュ・グループに譲渡するもの。エーザイは「医薬品を中心とした事業に経営資源を集中し、イノベーションを加速させることで企業価値向上に努める」としている。