国際
中外運化工国際物流は、同国の化学品・危険品輸送分野で「トップクラスの物流企業」とされ、自社車両360台を運行させている。上海市奉賢区では3万6450平方メートル(甲類2905平方メートル、乙類1万383平方メートル、丙類2万3162平方メートル)の危険品保管用の自社倉庫を備え、毒物や劇物を含む危険品の保管・配送業務を担っている。
中国では2015年8月の天津爆発事故以来、国内で危険品を取り扱う事業者への規制が厳しくなっているが、化学品メーカーを中心に化学品・危険品輸送に対する需要は従来と変わらない水準を保っている。
日通では中外運化工国際物流と提携する効果として、自社の国際的で豊富な輸送サービスと中外運化工物流の高品質な危険品輸送サービスを組み合わせることにより、「安全性が求められる化学品や原料の輸送で、顧客のニーズに合わせたサービスの提供が可能になる」と説明している。