ロジスティクス中部運輸局は9日、アイ・エス・ケイ（三重県桑名市）に対し、車両の使用を240日車停止する行政処分を行ったと発表した。
同運輸局によると、アイ・エス・ケイ所属の車両は昨年7月21日午前0時53分頃、島根県矢束郡東出雲町付近の国道9号線で、自転車と接触し軽傷を負わせたにもかかわらず、そのまま走り去る事故を引き起こしたことから、三重運輸支局が同年8月10日に巡回監査を実施した。
その結果、点呼を確実に実施していなかったり、運転者の健康状態をまったく把握していなかったなど、9項目にわたって貨物自動車運送事業法に違反する行為が確認されたことから、規定に基づいて車両の使用停止処分を行ったもの。
今回の行政処分により、同社の違反点数は24点となった。違反点数制度では、処分日車数10日車ごとに1点が付与され、50点を超えると管轄区域内の全営業所で事業停止、80点を超えると事業許可の取消し処分となる。