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東京ガス、日立LNG基地の建設に着手、投資額1200億円

荷主東京ガスは24日、茨城県日立港区内で「日立LNG基地」の建設に着手したと発表した。投資額は、同時に進めるパイプラインの建設と合わせて1200億円程度となる見込みで、2015年度の稼働開始を目指す。

 

2020年に向けた天然ガスの需要の増加に対応した製造・供給インフラの柱の一つとして、日立港区内に基地を建設するとともに、同基地と栃木県真岡市にある既存のパイプラインを接続する「茨城-栃木幹線」(茨城県日立市-栃木県真岡市)を2015年度までに敷設する。

 

同基地では、地上式として世界最大規模となる容量23万klのLNGタンク、熱量調整用のLPGタンク、外航LNG船の受入設備となる大型桟橋などを建設する。

 

今秋には同基地のLNGタンク、LPGタンク、大型桟橋などの設備の建設工事に着手し、1月に栃木県側から着工している「茨城-栃木幹線」とともに、15年度の稼働開始を目指す。

 

■日立LNG基地の概要
建設予定地:茨城県日立市茨城港日立港区内
設備概要:LNGタンク(23万kl、地上式1基)、LPGタンク(5万kl、地上式1基)、製造施設(LNG気化設備、3基)、ローリー出荷施設、大型桟橋(外航LNG船用受入設備)ほか
設備投資額:「茨城-栃木幹線」を含めた総額で1200億円程度