川崎汽船、海底油田・ガス田の開発支援向け2隻を竣工

ロジスティクス川崎汽船は18日、同社が95％出資するKライン・オフショア社で保有・運航する大型アンカーハンドリング・タグサプライ船の第1番船「ケーエル・サンデフィヨルド」、大型プラットフォーム・サプライ船の第2番船「ケーエル・ブリスフィヨルド」が、STXOSV社（旧STXヨーロッパ社）のラングステン造船所、ブレヴィック造船所（ノルウェー）でそれぞれ竣工したと発表した。

同社グループ初竣工となる大型アンカーハンドリング・タグサプライ船は、3万4000馬力のプロペラ出力があり、油田・ガス田掘削リグの牽引力は390トンと、世界最大級の牽引力を備える。

オフショア支援船では必須のダイナミック・ポジショニング・システム（DPS）、ROVを発進・回収する装置（ROVLARS）、大型海底機器を揚げ下ろし可能な250トンAフレームといった最新機器を装備しており、大水深の原油・天然ガス開発で、安定した開発支援サービスの提供が可能。

また、大型プラットフォーム・サプライ船のケーエル・ブリスフィヨルドは、2010年9月に竣工した第1番船「ケーエル・ブレビックフィヨルド」の姉妹船で、載貨重量トン5100メガトン、甲板スペース1100平方メートルと、大型プラットフォーム・サプライ船としては最大船型となっている。