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鴻池運輸、中国・常熟市にハイテク対応物流施設

拠点・施設鴻池運輸は13日、中国現地法人の鴻池亜細亜物流(江蘇)が江蘇省常熟市に商品保管から流通加工、中国国内配送、三国間輸送まで一貫して対応できる物流施設「鴻池常熟物流センター」の建設を着工したと発表した。10月の稼働開始を目指す。

鴻池常熟物流センターは、江蘇常熟新材料産業園で初めて、常熟市全域でも数少ない「商品の適正温度に合わせた温度管理」や、加圧式による防塵対策などの設備を備えた最新の物流センターで、フッ素化学製品、ファインケミカル製品、エンプラ樹脂、電子部品など繊細な取扱いが必要なハイテク製品の保管が可能。

今後は、上海、香港、青島など中国の同社グループ8拠点(海外法人5社、駐在員事務所3事務所)と連携し、同国で物流ネットワークを充実させる。

立地面では、上海市まで車で1時間、蘇州市、無錫市まで30分で到達できる悪セ氏の良さが特徴で、沿海部と内陸を結ぶ中継地点・配送拠点として利便性が高い。多くの日本企業が進出しており、江蘇常熟新材料産業園はフッ素化学、ファインケミカル、バイオ医薬品などを製造する企業が入居している。

■鴻池常熟物流センターの概要
所在地:中国江蘇省常熟市新材料産業園海天路9号
敷地面積:1万4000平方メートル
倉庫面積:8600平方メートル(鉄骨平屋建て)
仕様:温度管理(18度)、加圧による防塵対策、エアーシャッター、ドッグシェルター