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JR貨物、法令順守と鉄道黒字化に向け機構改革

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)は13日、コンプライアンス体制の確立、部門別収支管理の強化、効率的な業務体制の整備を目的として、25日付で機構改革を実施すると発表した。

これまでも「内部統制に関する基本方針」「企業倫理指針」の策定など、社員のコンプライアンス意識の向上に取り組んできたが、社員教育などの充実を図るため、コンプライアンス室を新設。社長直轄の単独の「室」として、コンプライアンス全般を担う。

また、鉄道事業の黒字化達成に向け、収支を早期に把握して経営判断を素早く行い、鉄道事業部門の損益、設備投資の実績・計画を取りまとめ、部門別収支管理を強化するため、計画推進室を新設する。鉄道事業部門を受け持つロジスティクス本部内の「室」として設置し、運輸部が行っている原価計算など業務分析の業務を移管する。

このほか、主要な業務を新設部門に移管し終えた「I-TEMセンター」を廃止する。