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DMS、フルフィル拠点を埼玉・川島で4月オープン

拠点・施設ディーエムエス(DMS)は27日、埼玉県川島町に新物流センターを開設すると発表した。荷主企業の通販事業に必要な受注から出荷までを一括して請け負う「通販物流サービス」と、サンプリング、キャンペーン、販促品・用度品などの販促物流サービスを提供する拠点として運用し、事業拡大を図る。

新センターでは、最新マテハン機器を導入したオートメーション化、既存事業のノウハウを活かしたカスタマーサービスの提供などフルフィルメントセンターとしての機能を備え、荷主企業の物流だけにとどまらない外注効果を継続的に提供する。

広告・販売促進などのダイレクトマーケティング領域と物流領域を組み合わせてサービスを展開し、出荷数の拡大につなげる。具体的には、ウェアラブル音声ピッキングシステム、ゲート式仕分けシステム、自動梱包機といった最新マテハン機器を導入し、ピッキング、仕分け、梱包作業の精度を高めながら効率性も追求する。

同社は取得した用地でことし12月に新物流センターを開設する計画を発表していたが、通販マーケットの拡大や企業の物流戦略の見直しといったビジネス機会をいち早く捉えて事業拡大に活かすため、当初計画を改めて賃貸借物件を利用することで新拠点の開設を早めることにした。

新拠点は大規模物流施設の開発を手掛けるプロロジスの「プロロジスパーク川島」のうち、当初2591坪を賃借利用して4月1日にオープンさせる。半年後の9月には4667坪へと利用面積を増床する計画。