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NCA、ハンガーが千葉県建築文化賞を受賞

拠点・施設日本貨物航空(NCA)は13日、同社のライン整備ハンガーが「環境に配慮した建築物」として、千葉県建築文化賞を受賞したと発表した。

 

同ハンガーは「エコエアポート成田国際空港にふさわしいエコハンガー」をコンセプトに、「国内で類を見ない明るさ」の実現を目指してプロジェクトをスタートし、2009年4月に竣工。外壁材にポリカーボネイト樹脂を採用するなど、自然光を効果的に取り入れた設計によって、日中には照明なしで作業できる明るい格納庫を実現した。

 

外壁材のほか、屋根のトップライト6基に光を透過する製品や、風力重力によって自然換気を促すシステムの構築など、自然エネルギーを有効に活用した省エネ・低炭素型の施設となっている。2年目の電力使用量は、初年度に比べて一般家庭の消費電力5年分に相当する2万2800キロワット時を削減した。

 

千葉県建築文化賞は、優れた建築物を表彰する制度で、1994年に創設された。