ロジスティクス川崎汽船は7日、ベトナムのホーチミンで完成車を対象とした物流サービスを10月末に開始したと発表した。自動車販売が拡大するアジアの新興国需要を取り込み、輸入乗用車、トラック、建設機械向けの付加価値の高いサービスを提供する。
川崎汽船と現地物流企業の合弁会社がホーチミン港隣接の工業団地で2万平方メートルの土地を取得し、自動車専用のプロセスセンターを開設した。
ベトナムで完成車向けの総合物流サービスを行うのは川崎汽船が初めて。同社はインドネシア、タイ、シンガポール、インド、オーストラリア、ブラジルなどで陸送、ターミナル、納車前点検などの完成車物流サービスを提供している。