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22日から「後続車無人」トラック隊列走行、新東名で実証

話題国土交通省と経済産業省は8日、新東名高速道路で22日から後続車無人システムを用いたトラック隊列走行の行動実証を開始すると発表した。実際の後続車にはテストコースで経験を積んだドライバーが乗車し、最大3台が時速70キロで車間距離10メートルの車群を組んで走行する。

政府は「早ければ2022年」にも高速道路のトラック隊列走行の商業化を目指しており、20年に新東名高速道路で後続車が無人の隊列走行を実現させる方針で、これまでは後続車無人システムの開発を進め、テストコースで検証を重ねてきた。

これらの成果を踏まえ、1月22日から2月28日までの1か月強、新東名高速でトラック隊列走行の後続車無人システム(後続車有人状態)の公道実証を行う。今年度の公道実証では、最大3台のトラックが時速70キロで車間距離10メートルの車群を組んで走行。安全確保の観点から、すべての車両にテストコースで経験を積んだドライバーが乗車する。

実走行環境で開発中の後続車無人システムに必要となる「先行車に追従して車線変更する機能」が設計通り作動することを確かめるとともに、トラック隊列が「周辺走行車両の乗員からどう認識されるか」や、「周辺走行車両の挙動(追い越しなど)に及ぼす影響」なども確認する。