話題
SGモータースが全国規模の整備拠点拡大を図る一環として、2009年6月に三国コカ・コーラボトリングの傘下であった新三国モーターズ・サービスの株式譲渡を受け、新たにSGモータース子会社のSGモータース関越としてスタート。その後も三国コカ・コーラグループがルートカーの点検・車検整備を継続して利用していたことで、ボディの機能などで現場のドライバーから要望や改善点があることを認識。自社ボディ製造工場、ボディ製造技術を活用することで、利便性・効率を高めた車両開発が可能と判断したため、開発に取り組んだもの。
常温の飲料を自動販売機に補充した場合、冷たく飲み頃な飲料が提供できるようになるまで一定の冷却時間が必要で、その間は貴重な販売機会を失っている実態がある。SGモータースはこの課題を解決するため、佐川急便向けに現在提供している「飛脚クール便」向け3温度帯(常温・冷蔵・冷凍)車両のノウハウを活用し、FVVへの冷蔵機能搭載に向けた開発を進めている。今後、各種テストを経て2011年度から販売する方針。
SGモータースは「車両ボディ製造、整備ノウハウを活かし、FVVの開発を機に、ボトラーカーの製造・販売という新規分野へ参入し、事業拡大を目指していく」としている。