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東京港、上半期の取扱貨物量が3.9%増加

ロジスティクス東京都港湾局が22日発表したことし上半期(1-6月)の東京港の港勢(速報値)によると、取扱貨物量は外内貿全体で前年同期実績から3.9%増加した。

外貿貨物は、輸出1.4%増、輸入1.2%増と輸出入ともに増加し、全体では1.2%増となった。内貿貨物は、移出15.3%増、移入3.1%増と、移出が大幅に増加し、全体では7.5%だった。

外貿貨物の輸出(トンベース)は、中国向けが減少したものの、ベトナム、タイ、マレーシアなどで貨物量が増加した。輸入は、上位20か国のうちカナダ、タイなど上位国の取扱量が増加し、全体の増加につながった。

外貿コンテナは、重量ベースで輸出が0.6%増、輸入が1.5%増と輸出入とも増加し、全体では1.3%。コンテナ個数(TEUベース)では、輸出が0.7%減となったものの、輸入は1.2%増となり、全体では0.3%増えた。

輸出品目は再利用資材、金属くずなどが増加し、産業機械などが減少。輸入品目は衣服・身廻品・履物、電気機械、家具装備品などが増加し、製造食品などが減少した。

内貿貨物は移出(トンベース)移出で廃土砂、完成自動車、取合せ品などが増加し、輸送用容器などが減少。移入は、セメント、石油製品、完成自動車などが増加し、原油、紙・パルプなどが減少した。

入港船舶隻数は外航船が1.7%減となったが、内航船は2.2%と増加し、全体で1万2975隻となった。総トン数は0.8%増の8158万4000総トンだった。