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クボタ、フィリピンの農機事業を強化

拠点・施設クボタは22日、フィリピンの現地法人「クボタアグロインダストリアルマシーナリーフィリピンズ社」の発行済み株式を現地株主から取得し、出資比率を15%から85%に引き上げ、子会社化すると発表した。これに伴い、社名を「クボタフィリピン・インク」(KPI)に変更する。子会社化の後8月に社名を変更し、2015年に売上高50億円を目指す。

 

今後の農業機械市場の拡大に合わせ、出資比率を引き上げて経営の主導権を掌握し、事業の拡大を進める狙い。同社が培ってきた製品開発力、販売ルート・サービス体制構築のノウハウなどを活かし、これまで販売してきた横形ディーゼルエンジン、耕運機だけでなく、コンバイン、トラクタ、田植機までを扱う総合農業機械事業を進める。

 

フィリピンは、世界8位のコメ生産国でありながら、コメ作りは手作業が主体となっている。コメの自給率は80%で20%を輸入に頼っており、世界1位の米輸入国となっている。今後、経済発展が進む中で、農作業の機械化が求められ、農業機械市場の拡大が予想されることから、農業機械市場が拡大すると判断した。