ロジスティクス大林組は19日、東京機械工場(埼玉県川越市)に災害時の復旧活動拠点としての機能を整備したと発表した。免震構造を採用した事務所棟は、1階に倉庫や医務室、2階に非常用通信設備を備える。
同工場に災害時BCP(事業継続計画)対応機能を強化した事務所棟と整備棟が完成したもので、災害などで交通や通信などのインフラが途絶え、エネルギー供給が停止しても、7日間は自立稼働が可能で、災害時には支援・復旧用資機材の調達や物流の中心的な役割を担う。
事務所棟には、災害時に大林組震災対策本部と連携を取るための非常用通信設備、緊急車両用の燃料備蓄タンク、非常用発電機などを設置。BCP対応スタッフ15人分(7日間×3食)、帰宅困難者用50人分(3日間×3食)の食糧、飲料水なども保管している。