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国交省・経産省、グリーン物流優良事業者決定

認証・表彰国土交通省と経済産業省は7日、今年度のグリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰の受賞者を決定したと発表した。国土交通大臣表彰には日本パレットレンタルなど5社が、経済産業大臣表彰には三菱倉庫など6社が選ばれた。

国土交通大臣表彰に選ばれたのは日本パレットレンタル、キユーピー、ライオン、関光汽船、キユーソー流通システム、ライオン流通サービスで、5社は内航フェリー活用による海上モーダルシフトに取り組んだ。

▲日本パレットレンタルなど5社の取り組み(出所:国土交通省)

関東・四国・九州間を結ぶ日用品、食料品や空パレット輸送について、出荷量や出荷日の調整、トレーラーの固定的な運用などを通じ、実車率99.5%とほぼ全区間での実車輸送を伴う形で、異業種3社による往復での海運モーダルシフトを実施し、環境負荷の低減や省労働力化などを実現した。

一方、経済産業大臣表彰には三菱倉庫、アステラス製薬、武田薬品工業、武田テバファーマ、武田テバ薬品、旭運輸の6社が受賞した。

6社は、北海道に共同の物流センターを設立し、災害発生時でも医療用医薬品を安定供給できる物流体系を構築したほか、各社の作業手順・温度管理等の標準化を実施し、物量の変動に応じた保管、荷役作業の効率化を実現、特約店からの受注曜日の統一によるトラックの積載率上昇・台数削減や特約店側の作業効率化などを実現した。

11日に開催する「グリーン物流パートナーシップ会議」で、受賞者に対して表彰を行うとともに、受賞事業者による取組内容の発表を行う。