拠点・施設応用電機は28日、浜松工場（静岡県浜松市）、熊本工場（熊本県菊池市）の敷地に、太陽光発電所を建設すると発表した。両工場の出力は合わせて2400キロワット、年間発電量は240万キロワットとなる見込み。
同社は、年間日照時間が全国1位という条件に着目し、浜松工場に太陽光発電所を建設することを決めた。同工場敷地5万1353平方メートルの一部、工場の屋根に太陽光パネルを6600枚設置し、出力は1600キロワットとなる見込み。10月に着工し、来年3月の発電開始を目指す。
また、熊本工場でも出力800キロワットの太陽光発電所を建設する。熊本工場の敷地2万4356平方メートルの一部、工場の屋根に太陽光パネル3300枚を設置する計画。
両工場を合わせた年間発電量は、一般家庭650世帯分に相当する240万キロワットを想定し、7月に施行された再生可能エネルギー特別措置法の固定価格買取制度に基づき、全量を中部電力、九州電力に売電する。1000トンを超えるCO2削減効果も見込む。
同社はこれまで、太陽電池モジュールの検査装置や太陽光発電の計測機器を手掛けてきたが、太陽光発電事業を行うことで、これら関連分野へ事業を展開する。
■応用電機浜松工場の位置
[googlemap lat=”34.842223″ lng=”137.816615″ align=”undefined” width=”440px” height=”240px” zoom=”10″ type=”G_NORMAL_MAP”]応用電機浜松工場（静岡県浜松市浜北区中瀬７６１０）[/googlemap]