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福島県沖地震、相馬港で段差・ひび割れ・液状化

行政・団体国土交通省が16日7時30分時点でまとめた福島県沖地震の物流インフラ被害の状況によると、営業倉庫は宮城県と福島県のそれぞれ2棟で荷崩れが発生、宮城県内の公共トラックターミナルで荷さばき場のコンクリート部分が欠けたほか、福島県の公共トラックターミナルでも荷扱場のシャッターが変形した。

また、あるトラック運送事業者では営業所4か所で外壁が割れ、窓ガラスが破損した。

福島県トラック協会では、防災協定に基づく物資輸送を14日に実施。ビニールシート100枚を2トン車1台に積み込み、福島市の備蓄倉庫から相馬市の備蓄倉庫に届けた。

仙台塩釜港は塩釜港区のふ頭用地にクラック(ひび割れ)と沈下が生じ、一部で制限が発生しているものの、大半は利用可能な状態。相馬港は岸壁とふ頭用地に段差とクラック、液状化が生じているほか、臨港道路でも液状化がみられるため、一部で利用制限が行われている。