ロジスティクスオプテックスは7日、サプライチェーン改革の一環として、香港に3PL方式のハブ倉庫を開設すると発表した。委託事業者はNECロジスティクス。
ことし1月にオランダ・アムステルダムで開設した欧州倉庫に続き、10日から香港に新たなハブ倉庫を開設するもの。
これまで、同社では中国工場で製造した製品を中国倉庫(福田保税区)に在庫し、香港経由で出荷していたが、香港倉庫の開設により、製品は香港倉庫へ直送する。
これにより、アジア、オセアニア諸国へ効率的に出荷できるとともに、顧客へのリードタイムを短縮することが可能になる。
欧州倉庫を開設して1年近く経過し、同社は「顧客へのリードタイムの削減やグループ販社の在庫が30-50%の減少した」など、サプライチェーン改革が成果を上げつつある。
こうした流れを加速するため、顧客への納期短縮を最大の狙いとした流通改革を2014年までに北米、日本にも展開し、世界4極にハブ倉庫を開設する。