LOGISTICS TODAY|国内最大の物流ニュースサイト

富士物流、三重県で新物流センターが稼働

新稼働の三重物流センター外観

ロジスティクス富士物流は7日、三重県四日市市で建設を進めていた「三重物流センター」を竣工し、同日から稼働を開始した。

新センターは、物流効率化や防災対策など顧客の高まる物流ニーズに対応し、三重エリアの新たな中心拠点として活用する。

センターの3面をトラックバースとすることで、高回転商品のトラック積降作業の集中に対応。高床式プラットホームには車両の幅にあわせて位置を調整できる独自の可動式ステージ「Pack’n Loading Stage」を設置し、プラットホームからフォークリフトで直接トラックの両サイドに積込めるようにした。

敷地内には、スロープを設けてセンター1面の倉庫床をグラウンドレベルとし、商品特性にあわせて適切なトラックバースを選択可能とし、スピード出荷に対応する。

■東日本・西日本への好アクセス、国際物流へも対応
伊勢湾岸自動車道、東名阪自動車道ICへのアクセスに優れるため、名古屋・大阪をはじめ日本全国への配送拠点として適している。四日市港、名古屋港への利便性と海上コンテナ対応のドックレベラー設備の整備により、国際物流にも対応する。

■IT機器のインストール作業にも対応
電子部品や精密機器など温湿度管理が必要な商品に対応するため、空調設備を導入。製品の検査業務やIT機器のインストール作業向けに電源などを整備した専用スペースを備え、付帯業務の代行サービスにも対応する。併せて、フォークリフト車載端末などと連携する倉庫管理システムを活用し、効率的な物流全体管理を行う。

■災害対応で受変電設備、サーバー室を2階に設置
地震対策としては、建築基準法の規定を上回る耐震構造を採用。高床式倉庫としたほか、受変電設備、サーバー室を2階に設置することで大規模水害への対応力も向上させた。LED照明や断熱素材の導入などにより、環境へも配慮した施設となった。

■新センターの概要
名称:三重物流センターA棟
所在地:三重県四日市市富士町9-8
敷地面積:2万505m²(6202坪)
延床面積:1万6351m²(4946坪)
構造:鉄骨造り、2階建
営業開始日:2013年5月7日
[googlemap lat=”34.982949″ lng=”136.642308″ align=”undefined” width=”440px” height=”240px” zoom=”10″ type=”G_NORMAL_MAP”]三重県四日市市富士町9[/googlemap]