ロジスティクス
この実証試験は、九州地方整備局と管内の全事務所が行った防災訓練「南海トラフ巨大地震・津波災害を想定した対応訓練」の一部として行われたもので、大規模土砂災害による河道閉塞などの緊急対策工事で、大型ヘリコプターを用いて建設機械(分解組立型バックホウ)を災害現場に輸送するシナリオで実施した。
同社は、空輸基地(ヘリポート、荷受場)の選定から陸送(資機材の陸送方法、ルート選定)、大型ヘリコプターによる輸送を担当した。
大型ヘリコプターは3トンまでの吊り下げ輸送が可能で、輸送に使用した分解組立型バックホウは、ヘリコプター輸送が可能なように12点に分解できるように作られた。
実証試験では、このうちの3点(重量最大2.28トン)を、被災地に想定した6キロ離れたしゃくなげ公園(水上村)まで吊り下げ輸送を実施した。