ロジスティクス
新会社「八菱有限公司」は資本金1000万香港ドル(約1億1200万円)で、ゼロが51%、アドバンス・パシフィック・ホールディングスが49%を出資する。アドバンス・パシフィック・ホールディングスはゼロの筆頭株主であるゼニス・ロジスティクスと同じタンチョンインターナショナル社の100%子会社。
タンチョンインターナショナルグループは、本拠地をシンガポールに置く自動車の製造・販売グループ企業で、中国各地に営業拠点を展開している。代表のタンエンスン氏はゼロの社外取締役に就任しており、ゼロでは今回の取り組みを合弁とする理由について「タンチョンインターナショナルグループのビジネス経験や人的ネットワークをベースに、同グループの自動車販売のノウハウとゼログループが日本国内で培った自動車関連事業のノウハウが融合することは、中国国内で自動車関連事業を展開する大きなアドバンテージとなる」と説明している。
八菱有限公司の設立と同時に、2011年1月をめどに設立する中国大陸での独資外国企業設立のための準備チームを、ゼロとタンチョンインターナショナルグループ共同で編成し、本格的な事業開始に向けた検証と手続きを進める方針。