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ヤマト運輸、和歌山主管支店が竣工

ロジスティクスヤマト運輸は22日、和歌山主管支店を新築・移転したと発表した。11月1日から操業を開始する。

 

新主管支店は3階建ての事務棟と、2階建ての荷さばき所・倉庫棟からなる施設で、大型車30台、4トン車6台の着車バースを備えた。自動仕分けラインと半自動ラインがそれぞれ1つずつあり、一時間あたり1万個、クール宅急便を扱う低温仕分室には2つの手仕分けラインがあり、一時間につき8000個の仕分け能力をそれぞれ持つ。

 

阪和自動車道和歌山北インターチェンジに隣接した好立地を活かし、紀伊半島の玄関口として行政や地域の運送業者と連携をとりながら、紀伊半島の物流網確立を図る。また、宅急便の仕分けターミナルと倉庫機能を一体化することで、荷物の集荷・配送から商品の在庫管理までの幅広い物流業務を代行し、「顧客の新しい物流スタイルの構築をサポートする」としている。

 

設備面では、同社初のスライドソータを導入し、手仕分けラインでの引き込みのオートメーション化を実現。自家発電設備を設置し、停電などの非常時に備えるとともに、事務棟の廊下・トイレにLED照明を導入。事務棟の窓にペアガラスを、低温仕分室の出入口にエアカーテンを、低温仕分室の冷却設備の室外機に散水マットを設置し、設備負荷を軽減する。

 

■和歌山主管支店の概要
所在地:和歌山県和歌山市直川185番地1
敷地面積:2万1416.65平方メートル(6478.53坪)
延床面積:1万6722.32平方メートル(5058.50坪)