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中部空港、国際航空貨物取扱量が42.9%増加

ロジスティクス中部運輸局が25日に発表した管内の運輸動向によると、11月の国際航空貨物がリーマンショック以降、11月としては最高となった。11月の中部国際空港における国際貨物取扱量は1万3971トンで、前年同月実績に比べて42.9%増加した。

■鉄道輸送|コンテナ微減、車扱貨物は堅調
日本貨物鉄道(JR貨物)東海支社発の貨物輸送量(10月)は47万5800トンとなり、対前年1.6%増、前々年比では32.8%の増加。このうちコンテナは21万8500トンで0.1%減(前年同月比)、車扱貨物は25万7300トンで3.2%増となった。

■トラック|特積み8社の輸送量5.6%増加
管内の特別積み合わせ事業者8社の輸送トン数(10月)は77万9600トンで5.6%増、管内7社の宅配事業者による取扱個数は2404万1000個で1.1%増えた。

■倉庫|普通倉庫の回転率3か月連続で上昇
東海3県の普通倉庫(主要8社)の入庫トン数(10月)は28万2000トンで7.2%増、月末保管残高は49万2000トンで8.8%減となり、回転率は58.2回となった。回転率の上昇は3か月連続。名古屋地区18社32か所の冷蔵倉庫は、入庫トン数が4万9000トン、月末保管残高7万4000トンで回転率は66回。

■港湾運送|輸出入ともに増加
名古屋港の港湾運送事業者主要10社による積卸実績(10月)は、輸入トン数が418万7000トンで5.2%増、輸出が616万3000トンで6.4%とともに増加した。輸出入がともに増加したのは今年1月以来初めて。

■航空貨物|国際線の取扱量42.9%増加
中部空港国際線の航空貨物(11月)取扱トン数は1397万1000トンで42.9%の増加となり、国内線は277万4000トンで16.1%増えた。