ロジスティクス三菱地所は13日、自動運転トラックを物流施設内で誘導し、バースや駐車区画の利用状況を把握するシステムの構築・実証に着手すると発表した。国土交通省の2026年度「自動運転トラック実装支援事業」に採択されたもので、東京流通センターの物流ビルA棟(東京都大田区)を活用し、27年2月まで実施する予定。
実証では、施設に到着した自動運転トラックの入退場認証、バースと駐車区画の空き状況のリアルタイム把握、予約情報や構内の混雑状況に応じた行き先の指示・変更など、一連の構内運行を検証する。予約バースが使用中の場合は別の空きバースや待機区画へ誘導し、空きが生じた段階で再移動を指示するなど、運用状況に応じた動的な制御の成立性を確認する。
物流施設内では、建物によってGNSS(全球測位衛星システム)の電波を受信しにくいほか、有人トラックや作業者との干渉、荷役の進捗やバース利用状況の把握など、道路上とは異なる課題がある。今回の実証では、構内に設置したセンサーから得る在空情報を車両誘導システムと連携し、認識精度や情報更新の遅れ、複数車両を想定した制御の安定性を調べる。
事業にはアビームコンサルティング、ハコベル、T2、三菱地所パークス、富士ダイナミクスが参画する。T2が自動運転トラックの走行を担い、ハコベルがバース管理・車両誘導システムを開発する。三菱地所は2030年度以降に計画する次世代基幹物流施設への導入を視野に、施設側の受け入れ基盤を整備する考えだ。
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