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グランドアライアンス、アジア-北米西岸サービスを改編

ロジスティクス日本郵船は10日、同社が所属する定期コンテナ船共同運航組織「グランドアライアンス」が5月からアジア-北米西岸航路を改編すると発表した。グランドアライアンスはJCX(ジャパン・チャイナ・エクスプレス)サービスを再開するとともに、その他の3サービスを改編することで、利便性の高い広範な太平洋航路サービスネットワークを提供する、としている。

 

JCXサービスは2年ぶりの再開となり、これまでSCX(サウスチャイナシー・ジャパン・エクスプレス)サービスで寄港していた全ての日本の港(神戸、名古屋、東京、仙台)をカバーする。これに加えて、中国の青島、韓国の光陽への直接寄港を開始する。

 

この変更に合わせて、CCX(セントラルチャイナ・エクスプレス)サービスは青島を抜港し、より安定したスケジュールを実現、SCXサービスは日本を経由しないことでカイメップ(ベトナム)と北米西岸間で、競争力の高いトランジットタイムを提供する。また、SSX(スーパーシャトル・エクスプレス)サービスでは、新たに中国の福州に寄港することで華南と北米西岸間の旺盛な輸送需要に対応する。

 

グランドアライアンスは日本郵船、ハパッグロイド社(ドイツ)、OOCL社(香港)の3社で構成する定期コンテナ船共同運航組織。