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佐川急便、関空に保税・仕分け一貫型物流拠点を開設

拠点・施設佐川急便は21日、関西国際空港の倉庫エリアに国際貨物専用の「SAGAWAグローバルECセンター関西」を開設したと発表した。SGHグローバル・ジャパン(東京都江東区)と共同運営する本センターは、海外と日本を結ぶ新たな物流拠点として11日から稼働を開始した。

本センターは、佐川急便りんくう営業所のセンター機能とSGHグローバル・ジャパンの保税蔵置機能を統合した施設となる。保税蔵置場と国内仕分けエリアをベルトコンベヤーで直結する構造をグループで初めて採用し、通関から発送までの一連の作業をシームレスに処理する。従来2度必要だった仕分け作業を1度に短縮し、作業効率と従業員の生産性を向上させた。

▲「SAGAWAグローバルECセンター関西」内全景(出所:佐川急便)

海外EC(電子商取引)事業者向けには、保税蔵置場の自動通関許可判別仕分機と国内仕分けエリアの自動仕分機をシームレスに連結し、通関許可から国内発送まで最短のリードタイムを実現する。両社は今後、取扱個数の増加に備え、車両の積載効率向上と台数の適正化によるCO2排出量削減を進める計画だ。また、集荷締切時間の延長による顧客利便性の向上や24時間体制の構築も検討している。

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