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神戸市、神戸港の集荷力向上へ補助制度、27日から受付

ロジスティクス神戸市は27日、神戸港へのコンテナ貨物の集荷を促進するため、内航フィーダーを利用促進するための企画提案を募集するとともに、外貿コンテナを神戸港でトランシップする事業に対する補助、仁川港-神戸港間の航路を利用してコンテナ輸送する事業への補助、コンテナ貨物輸送に対する4つの補助制度などを開始すると発表した。

 

神戸港内航フィーダー利用促進事業として、釜山港など東アジア主要港に流れている西日本諸港の海外トランシップ貨物を内航フィーダーにより神戸港に集積するための取り組みとして、企画提案して実施する事業者に対して補助。

 

また、神戸港トランシップ貨物誘致事業では、外貿コンテナを神戸港でトランシップする事業に対し、2010年度実績に比べて増加する場合、コンテナ貨物1TEUにつき5000円、1申請につき上限2000万円を助成する。

 

国内のコンテナ貨物輸送に対しては、「神戸港コンテナ貨物集荷促進事業」(旧神戸市モーダルシフト補助制度)として(1)フェリーによるコンテナ貨物輸送(2)鉄道によるコンテナ貨物輸送(3)陸上輸送距離短縮(4)コンテナラウンドユース――の4事業で、新規、増加貨物1TEUにつき2000円、12フィート・コンテナの場合は1個につき2000円の補助金を助成する。1申請の上限1000万円(5000TEU)。

 

このほか、韓国・仁川港か神戸港で揚げ積みし、仁川港-神戸港間の航路を利用してコンテナ輸送する事業に対して、入港料相当額、増加コンテナ貨物1TEUにつき2000円を補助。入港料補助と合わせて1申請につき上限500万円とする。トランシップ貨物も、神戸港でのトランシップ貨物1TEUにつき5000円、1申請につき上限1000万円を助成する。

 

補助制度の申請は27日から受付けを開始し、神戸港コンテナ貨物集荷促進事業は7月27日、それ以外は6月27日まで受け付ける。予算枠がなくなり次第、受付を終了するが、枠に余裕があれば受付期間終了後も9月30日まで申請を受け付ける。

 

■申請書類の提出先
神戸市みなと総局みなと振興部振興課(神戸市中央区浜辺通5丁目1番14号神戸商工貿易センタービル16階神戸港埠頭内)
TEL:078-322-5673(ダイヤルイン)