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県が女性トラックドライバーに新たな呼称

広島では「トラガール」でなく「はこびなでしこ」

2018年10月5日 (金)

▲(左端)湯﨑英彦広島県知事、(右端)小丸成洋広島県トラック協会会長、運輸業界で働く女性職員

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話題広島県は5日、広島県トラック協会と連携して女性トラックドライバーを増やしていく取り組みを開始した、と発表した。同県独自の取り組みとして、運輸業界で働く女性を「トラガール」ではなく「はこびなでしこ」と呼称し、入門セミナーや就職面接会、雇用型訓練、業界イメージ向上プロモーションなどを展開していくという。

記者発表会で、湯﨑英彦広島県知事は「運輸業界はわれわれの生活や仕事を大きく支えているが、仕事が大変なイメージが残っている業界だ。働き方改革を進めるとともに、女性が働ける職場であることを女性視点でアピールしていきたい」と語り、この日出席した”はこびなでしこ”にも「みなさんの仕事が広島県民の豊かな生活の発展につながると期待している」とエールを送った。

広島県トラック協会の小丸成洋会長は「女性をはじめとした入職が一層促進されるよう、働きやすい職場づくりを進め、一人でも多くの人材が確保・育成できるように協会も積極的に会員企業に働きかけていく」と述べた。

トラガールではなく、新たに「はこびなでしこ」という呼称を選んだ理由について、同県雇用労働政策課は「広島県には広島カープがあり(ライバルの阪神タイガースを連想させる)トラガールとは別の呼称のほうが取り組みやすいと考えた」としている。

■はこびなでしこ専用サイト
https://hakobinadeshiko.com