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M&A矢崎総業（東京都港区）は4日、同社グループの矢崎エナジーシステム（同）がネットワーク関連製品を製造・販売する富士通アイ・ネットワークシステムズ（FINET、山梨県南アルプス市）の全株式を取得し、グループ会社化したと発表した。
FINETはネットワーク関連製品（スマートメーター用通信ユニット、PBX/IPPBX、ルーター/スイッチ）の製造・販売を行っており、特にスマートメーター用通信ユニットは電力メーター向けであるため、電力会社向けのビジネスを強みとしている。近年、通信インフラの変化や人手不足を背景にスマートメーター化が急速に進むなかFINETをグループ会社化することでさらなる事業基盤の強化を図る。
グループ会社化のシナジーとして、同社グループが有する自動車部品、ガスメーター、電線などの開発能力および販売網の活用で、製品開発・供給体制の強化、全国対応の営業・物流体制、遠隔検針サービスの拡充、自動車関連技術への展開
物流拠点としての戦略的立地、自然災害の少ない地域における立地や道路拡張計画を踏まえ重要な物流拠点としての活用も検討されている。
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