アウトソーシング、タイで受託生産拡大へM&A

荷主アウトソーシングは22日、タイでアウトソーシング事業の拡大を図るため、子会社3社を通じて電子機器受託生産メーカーの中予電器からタイ現地法人、セルコ・タイランドの株式90％を取得すると発表した。

同社はタイで3000人を超えるスタッフを擁する大手生産アウトソーシング事業者に成長したが、日系自動車メーカーが集積する同国中部を中心に事業展開しており、自動車業界向けが取引の半分を占めている。

一方、セルコ・タイランドはセルコグループのタイ拠点として、2007年にタイ南東部に設立、タイに進出する多くの日系大手電機メーカー向けに電子部品の製造・加工サービスを提供していることから、同社を買収することでタイでの展開地域や顧客層を補完し、事業拡大を加速させる。株式取得総額は7000万円。