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日成ビルド工業、物流倉庫向けシステム建築を拡充

2026年10月14日 (水)

荷主日成ビルド工業(東京都港区)は14日、システム建築の新商品「Hスパン」「Sスパン」「Woodスパン」の3商品の販売を開始すると発表した。既存の「Vスパン」と合わせて4商品体制とし、小規模から大規模まで、鉄骨造から木造まで対応領域を広げる。物流倉庫や工場、店舗、事務所など多様な建築需要に対応する。

Hスパンは、延べ面積5000-3万平方メートル規模の大規模建築に対応する。独自のフレーム構造によって軽量化と大スパン建築を両立し、最大60メートル程度の無柱空間を実現する。物流倉庫や工場、スポーツ施設など、広い空間を必要とする建物を主な用途として想定している。

▲Hスパンの建物イメージ(出所:日成ビルド工業)

専門工場で建築計画に合わせてメインフレームを製作し、建物の大きさや窓、ドアなどの建具についても顧客のニーズに応じた設計に対応する。

既存のVスパンは、700-5000平方メートルの中規模建築向けで、最大40メートルの無柱空間を確保する。軽量鉄骨の採用や合理的な設計、部材の標準化などにより、建築コストの最適化や工期短縮を図る。一般倉庫や工場などを主な用途とする。

▲Vスパンの建物イメージ(出所:日成ビルド工業)

新商品のSスパンは、300-700平方メートルの平屋・小規模建築向け。最大14.56メートルの無柱空間に対応し、プレハブハウスの経済性とシステム建築の大空間を組み合わせた。店舗や事務所などへの活用を想定する。

Woodスパンは、1000平方メートル未満の非住宅中規模建築向けの木造システム建築。国産材を採用し、約1000平方メートルの建物では最大60トンの二酸化炭素(CO2)を建物内に固定できるとしている。公共施設や倉庫などを想定する。

設計、部材調達、施工を標準化することで、木造でありながら鉄骨造のシステム建築と同等の短工期を実現する。木材利用による炭素固定を通じ、企業の脱炭素ニーズにも対応する。

同社のシステム建築は、部材や納まりの標準化、工場生産などによって設計・製造・施工を合理化し、コスト効率や工期短縮、品質の安定化を図る。また、鋼材使用量の削減や木材利用による炭素固定などを通じ、環境負荷の低減にもつなげる。

今後はスペースバリューホールディングスやシステムハウスR&Cなどのグループ各社と連携し、全国で設計から製造、施工まで一貫して対応する。物流倉庫や工場を含む幅広い用途・規模の建築需要に対応していく。

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