財務・人事カミナシ(東京都千代田区)は21日、工場や物流倉庫などの現場データをAI(人工知能)で活用する新構想「現場オペレーションHub」を発表するとともに、シリーズCで約22億1000万円を調達したと発表した。現場で蓄積する作業や人、設備などのデータを経営指標や基幹システムの情報と結び付け、現場改善や経営課題の解決につなげる。
新構想では、紙の帳票のほか、文章、写真、音声、動画などの非構造化データを含む現場情報を「カミナシ」シリーズに蓄積・活用する。11月には新製品「カミナシ 生産実績」の提供を開始し、紙への記録と基幹システムへの転記が残る製造現場で、生産実績をスマートフォンやタブレットから直接記録できるようにする。今後はIoTや新たな製品・サービスを通じて、蓄積するデータの範囲を広げる。
物流分野では、新事業「Project Lux」の第1弾としてキリングループロジスティクスとの協業を開始した。「カミナシ レポート」に記録する日々の点検データと、同社システム上の安全管理データを紐づけ、物流倉庫内の事故を抑制する仕組みの構築を進める。
今回の第三者割当増資による調達額は約22億1000万円で、株式による累計調達額は約61億円となった。資金は「カミナシ 生産実績」などの新製品開発、Project Luxの体制整備、製品間をつなぐ共通基盤の開発、人材採用に充てる。
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