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DPワールド、AIデータセンター物流を全米展開

2026年10月21日 (水)

国際DPワールド(UAE)は20日、AIやクラウド向けデータセンターの建設需要拡大に対応し、米国内のデータセンター物流網を50拠点規模まで拡大したと発表した。サーバーやGPU、ネットワーク機器、変圧器、冷却設備など高額・高精度な取り扱いを必要とする機器を対象に、国際輸送から保管、設定、据え付けまで一貫して支援する。

同社によると、米国では現在3000を超えるデータセンターが稼働しており、さらに1500を超える施設が開発段階にある。AI向け計算基盤の整備が進む一方、重要部品1点の遅延でも施設の稼働開始に影響するため、物流の可視化や在庫精度、安全管理の重要性が高まっている。

DPワールドは米国内の物流網で、入荷・検品、キッティング、事前組み立て、サーバー設定・試験、ラック組み込み、専用輸送、資産追跡、予備部品管理、リバースロジスティクスまで対応する。世界では80か国以上でデータセンター物流を展開し、世界最大級のテクノロジー企業7社のうち5社を支援しているという。

大手テクノロジー企業向けには、クリーンルーム機能を備えた環境でサーバーラックの組み立てや配線、設定、検証、出荷を一体化した運用を構築。週75台までのカスタムラック設定に対応し、年間1300台を組み立て、試験、出荷した実績がある。この方式は海外3拠点にも展開した。

また、データセンター関連業務で管理する20億ドル相当の資産について、在庫精度99%超を確保しているとしている。DPワールドが北米のデータセンター事業者幹部100人を対象に実施した調査では、96%がサイバーセキュリティーを重要な供給網上の課題に挙げた。AI関連設備の高額化が進むなか、輸送だけでなく、保管、設定、追跡、セキュリティーを含む専用物流の需要が一段と高まりそうだ。

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