日通NECロジ、上海にルネサス社向けDC開設

拠点・施設日通NECロジスティクスは8月31日、中国・上海の浦東自由貿易区で、ルネサスエレクトロニクス向け「半導体ディストリビューションセンター」（上海半導体DC）の開所式を開催したと発表した。

ルネサスは中国で、産業用や高品質車載向けのマイクロコンピュータなどを生産している。これら製品は昨年まで、日本の半導体DCに集荷し、ワールドワイドの顧客に供給してきた。今後の自動車産業向け半導体の需要変動にフレキシブルに対応するため、サプライチェーン見直しの一環として、上海半導体DCを設置した。

日通NECとロジは、ルネサスの中国国内工場からの国内輸送とDC業務を担い、ルネサスの物流リードタイムの短縮につなげる。

上海半導体DCは、倉庫面積9098平方メートルで、日通NECロジの上海法人であるニッポンエクスプレスNECロジスティクス上海のスタッフ130人を常駐させ業務を行っている。

▲開所式の様子