日野、安全装備強化した改良デュトロ発売

▲日野デュトロ

サービス・商品日野自動車は17日、積荷などで視界を遮られても後方の安全を確認しやすくなる視界支援機能を標準搭載した小型トラック「日野デュトロ」の販売をゴールデンウィーク明けの5月7日に開始する、と発表した。

改良版デュトロは「2016年排出ガス規制」に対応するとともに、前進誤発進抑制機能など衝突回避支援機能を追加し、安全装備を大幅に拡充した。また、ICTサービス「日野コネクト」を導入し、「コネクティッド化」を進めた。

新たに標準装備となったのは、次の4機能。

（1）前進誤発進抑制機能：壁だけでなく店舗などのガラスも検知し、アクセルを踏み間違えた場合などにはエンジンの出力制御とブレーキ制動によって衝突回避を支援する。

（2）低速衝突被害軽減機能：従来から搭載していたPCS（プリクラッシュセーフティ）に加え、時速10キロ以下の低速走行時の衝突回避を支援する。前方の障害物に気付かずにブレーキを緩めて走り出した場合などに、エンジンの出力制御とブレーキ制動によって衝突回避をサポートする。

（3）クリアランスソナー：狭い場所に駐車するシーンなどで接触回避を支援するため、障害物との距離を警告音とディスプレイ表示で注意喚起する。

（4）視界支援：LEDヘッドライトの全車標準化と、国内小型トラック初となる「電子インナーミラー」を採用。積み荷などで視界を遮られても後方の安全確認がしやすくなるよう、カメラにより後方映像を表示する。通常のインナーミラーとしての使用も可能。

このほか、ドライバーの利便性を高める装備として、ハンズフリー機能付Bluetooth搭載オーディオとステアリングスイッチを全車に標準搭載。ステアリングを握ったまま通話やマルチインフォメーションディスプレイの操作ができる。