中国日通、長江デルタに3つの物流拠点開設

国際日本通運の中国法人である日通国際物流（中国）はこのほど、長江デルタ地域の嘉善・杭州・常熟に新たな物流拠点を開設した。上海を含む16市からなる同地域を「面」として捉え、各拠点の作業品質を統一化して、高品質な物流サービスの提供を目指すという。

同地域は、中国の国家戦略のもと一体的な発展が進められており、電機・電子関連企業や自動車関連企業、小売・衣料関連企業などが集積している。中国日通は、自動車部品や一般消費材、医療機器などの取り扱いを視野に入れる。

（出所：日本通運）

各拠点の面積は「嘉善ロジスティクスセンター」が4699.43平方メートル、「杭州ロジスティクスセンター」が1550平方メートル、「常熟ロジスティクスセンター」が6458平方メートル。総面積は1万2707平方メートルに及ぶ。

今後は各拠点に自動搬送機器などを積極的に導入して省人化を図るとともに、ハンドリング技術や安全性の向上に向け、フォークリフト研修センターを設ける考え。「ハードとソフトが融合した、中国におけるモデル倉庫」を目指すとしている。