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ジェイドG、マガシークとの物流統合で特損計上

2024年10月16日 (水)

財務・人事電子商取引(EC)のモール事業などを展開するジェイドグループは15日、25年2月期の中間決算を公表した。今年3月に、NTTドコモから買収した老舗ファッションEC「マガシーク」の倉庫や本社を集約するために、特別損失を計上。この影響で、純利益は前年から95%減と大きく落ち込んだ。同社は「特別損失は織り込み済みで、計画に対して順調に推移している」としている。

同社の中間決算によると、売り上げ高は買収効果で取扱量が増えたため、95億1167万円となり、前年同期比44.5%の増収だった。しかし、マガシークの倉庫などの集約のために経費が増加したうえ、特別損失を3億2300万円計上したことによって、営業利益は5億1377万円(前年同期比35.6%減)、経常利益は5億1046万円(前年同期比36.5%減)、純利益は2269万円(前年同期比95.1%減)と大幅に減少した。

今期の最終的な営業利益については、計画通り順調に推移しているとして、17億円の計画を据え置いた。

今後の見通しについては、今後、マガシークと物流やIT、組織を統合した効果が9.2億円見込めるとしており、25年度には営業利益を35億円から40億円にするとしている。

同社は「2030年に取扱高1000億円」の目標を掲げ、EC事業での積極的なM&Aを進めており、今期はマガシークを33億円で買収し、子会社とした。

ECモール事業においては24年1QにM&Aによってアクティブユーザーが倍増したものの、2Qでは減少。クロスセルの効果最大化によって復調を目指す。自社モール、他社モールにおいても平均バスケット単価はほぼ横ばいとなっている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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