環境・CSR不動産関連ITサービスのビットキー(東京都中央区)は16日、三菱倉庫が所有する東京ダイヤビルディング1号館から5号館において、同社のコネクトプラットフォーム「workhub」を導入したと発表した。この導入により、ビル共用の会議室予約や来訪者受付、セキュリティゲートの解錠までがすべてデジタルで対応可能となる。
同サービスの導入により、ビル内のワーカーはデジタル上で共用会議室の空き状況確認から予約、さらにはQRコードを使った会議室のカギの解錠までを簡便に行えるようになった。これにより、従来の電話やメールによる予約確認が不要となり、管理スタッフの業務負担も軽減された。また、セキュリティゲートや会議室の自動施錠・解錠が実現され、予約時間中のみ有効なQRコードでセキュリティを確保している。
背景には、近年の「ハイブリッドワーク」の普及がある。出社率の変化に対応するため、企業は柔軟なオフィス環境を求めるようになっており、特に共用会議室の利用ニーズが高まっている。このビルはもともと食堂や貸し会議室などが充実していたが、予約手続きの煩雑さや管理スタッフの人手不足といった課題があった。今回の導入により、会議室の予約は即時対応可能となり、クレジットカードの登録や経費精算の手間も省かれる。また、QRコードによるセキュリティゲートの通行が可能となり、来訪者の受付手続きの簡略化と待ち時間の短縮が実現された。
さらに、入居企業からはシステムの導入に対する高評価が寄せられており、今後の拡張機能として顔認証を利用したセキュリティゲート通過機能などが検討されている。
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