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調査・データノンデスク産業向けSaaSなどを運用するX Mile（クロスマイル、東京都新宿区）は28日、旅客事業者向けに法令順守や安全運行に関するレポートを公表すると発表した。業界全体の安全意識向上を目指し、「月次の処分事業所数の推移」「違反理由」などをまとめた独自レポート「行政処分情報集計レポート〜バス事業者〜」を、無料でダウンロードできるようにする。
同社はこれまで、運送事業者向けに「行政処分情報集計レポート〜トラック事業者〜」を定期発行している。しかし、行政処分の件数は依然として一定数発生しており、業界全体として安全意識を高めようと、旅客事業者向けレポートも毎月発行することにした。
第1弾として、2025年8月度の行政処分データをもとに「月次の処分事業所数の推移」「違反理由」などをまとめた独自レポートを作成。同社の安全教育eラーニングサービス「モビポケ」の公式サイトから無料でダウンロードできるようにした。
レポートによると、25年8月に処分が公表された事業所は22件で、前月比0.62倍となった。都道府県別では、東京都の7件が最も多く、次いで神奈川県と愛知県がそれぞれ3件だった。1月から8月までの累計では、東京都が36件で最も多く、次いで北海道が20件となった。
違反項目では「教育・指導」に関する処分が15件と最も多く、「点呼」が12件、「運行管理・記録・指示」が7件だった。1月から8月までの累計では、「点呼」が20.8％、「教育・指導」が19.9％と高い割合を占めた。
同レポートは、今月30日に大手町サンケイプラザ（千代田区）で開催される「第72回中央技術委員会全国大会・商品展示会」でも配布される。
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