調査・データ米コンサルティング会社のハケット・グループは12日、AIを活用したサプライチェーン改革の効果を試算した新たなベンチマーク「AI World Class Supply Chain」を公表した。需要予測や在庫、倉庫、輸送などを個別に自動化するのではなく、計画から配送までの一連の業務をAI前提で再設計することで、物流関連コストや在庫負担を大幅に削減できる可能性があるとしている。
同社のモデルでは、需要予測の誤差を最大52%、在庫保有コストを最大41%、陳腐化在庫を最大36%削減できると試算した。在庫配置の精度向上により、倉庫でのピッキング開始から出荷までの所要時間は最大38%短縮し、返品処理も最大40%迅速化するとしている。
輸送面では、緊急出荷を最大59%削減できるほか、出荷から配達までのリードタイムを最大25%改善できるとした。計画から配送までの「plan-to-deliver」全体では、業務コストが12-17%低下し、必要人員も15-24%減少する可能性があるという。削減した人員余力は、より付加価値の高い業務へ振り向けられるとしている。
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