サービス・商品シェフラー(ドイツ)は13日、鉄道貨物輸送の自動化を支援する技術を発表した。アクスルボックス発電機やモジュール式電源システム、電気機械式リニアアクチュエーターを活用し、貨車の幌やドアなどの自動開閉や各種デジタル機器への電力供給を支える。ドイツ・ベルリンで開催される国際鉄道技術専門見本市「InnoTrans 2026」で展示する。
アクスルボックス発電機は、貨車に自立型の電源供給機能を持たせる装置。自動化機器の稼働に必要な電力を供給し、手作業の削減や自動化を支援する。

▲シェフラー製アクスルボックス発電機とRealtronik製バッテリーマネージメントシステムを搭載した貨物車両(出所:シェフラージャパン)
ばら積み貨物車に搭載する幌やドア、ハッチを自動開閉するアクチュエーターのほか、積載状態を検知するセンサー、GPSトラッカー、通信機器、自動ブレーキ試験用の電子機器などにも電力を供給する。欧州の鉄道貨物輸送で広く採用されているY25・UIC標準の台車構成や車軸に対応し、新造車両への搭載に加え、既存の貨物車両への後付けも可能という。
スロベニアのRealtronikとは、モジュール式統合システム「ITRS」を基盤とした貨物列車の自動化ソリューションを共同開発している。シェフラー製アクスルボックス発電機とRealtronik製バッテリーマネージメントシステムを組み合わせ、貨車に搭載する機器へ電力を供給する。同システムを活用した初のパイロットプロジェクトはすでに実施されており、現在はフィールドテストを進めている。
貨車の開閉機構などに用いる電気機械式リニアアクチュエーターでは、「EWELLIX」ブランドの「CAHB-2xE」「CAHB-2xS」シリーズや、高性能リニアアクチュエーター「EMA」シリーズを展開する。空気圧式や油圧式システムに代わる駆動方式として提案する。
これらのアクチュエーターは位置や速度のデジタル監視に対応し、作動時のみ電力を消費する「パワー・オン・デマンド」方式を採用する。不意の停電時には自己ロック機能が働き、フラップを安全な位置に保持する。
同社は、電源供給技術をデジタル自動連結器や自動開閉システムなどの自動化を支える基盤と位置付ける。自動化の段階に応じて機能を拡張できる仕組みにより、鉄道物流のデジタル化やネットワーク化を支援する。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集局にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集局直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集局
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。
































