国際マン・トラック・アンド・バス(MAN、ドイツ)は14日、「IAA Transportation 2026」で、トラックの燃費・エネルギー効率や稼働率、安全性を高める新機能を発表した。GPS連動型クルーズコントロール「MAN EfficientCruise」に予測走行機能「PredictiveDrive」を組み合わせ、運行条件に応じて燃料や電力消費を5%、起伏の大きい区間では最大9%削減できるとしている。
PredictiveDriveは、高精度の3次元地図を利用し、走行ルートの最大3キロ先まで勾配や下り坂、道路形状などを把握する。ラウンドアバウトや交差点、速度制限も考慮して減速や変速、再加速を自動制御する。ディーゼル車と電気トラックの双方に対応し、TGLからTGXまでの各車種で展開する。

(出所:MAN)
車両の稼働率向上に向けては、地図データをOTAで自動更新する「Connected Maps」を導入する。地図更新のための入庫を不要とし、交通標識認識やPredictiveDriveの精度維持につなげる。電気トラック向けでは、欧州の充電サービス「MAN Charge&Go」にチェコ、スロバキア、ハンガリー、ポルトガルなど50か所の充電拠点を追加する。
安全面では、衝突被害軽減ブレーキ「EBA Advanced」を改良し、車両や歩行者、自転車の検知性能を高めた。右左折時の対向車や車線にはみ出した停止車両にも対応し、必要に応じて自動で最大限の制動を行う。ドライバーの視線や運転挙動から注意散漫や疲労を検知する監視システムや、発進時の歩行者・自転車との衝突を防ぐ機能も追加した。
このほか、木材輸送や山岳路、林道などでの重量物輸送を想定し、トレーラーの横滑りや折れ曲がりを抑える電子式トレーラー安定化ブレーキも投入する。EVトラック、ディーゼルトラックの双方に設定し、悪路や滑りやすい路面での連結車両の安定性向上を図る。
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